2010年1月31日

父ちゃん、FF13クリアしちまったぜ!

ファイナルファンタジーXIII世界的な大ヒットを記録し続けている人気RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの第13作目。

PS3が誇るハイスペックをフルに生かし、高密度・高水準のビジュアルとサウンド、そして大幅に進化したバトルシステムによって従来作以上の臨場感あふれるプレイが可能となっている。

ストーリーは、天空に浮かぶ理想郷"コクーン"と未開の地"パルス"という2つの世界を舞台に展開。
女性主人公・ライトニングを中心とする若者たちが、死よりも過酷な宿命と対峙する姿を膨大な美麗ムービーとともに描いていく。

戦闘には、高い戦略性とスピード感を生み出す新世代の"アクティブタイムバトル"や、戦況に応じてキャラクターの役割を瞬時に切り替えられる"オプティマシステム"などを導入。
シリーズ伝統の召喚獣システムは、召喚獣がさまざまなマシンに変身する"ドライビングモード"によってますます派手で強力なものになっている。

(以上、Amazonの商品紹介より)


POOです。
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ってことで、2009年末に俺が個人的に開催したゲームマラソンもこれにて終了。
本日はウワサの「ファイナルファンタジー13(以下、FF13)」を徹底的に語ってみたいと思います。

結論から言いますと、俺は今回のFF13、面白いと思います。
発売日に購入して、その時から周囲の人には面白いよと伝えてはいるんですが……
まぁ、あんまり相手にされてませんw

しかしね。
面白いとは思うんだけど、これは何百万人を相手にするような、誰にでも楽しめるゲームかと言われると、うーん、悩んじゃうね。
今回のFF13は万人向けではないです。
ゲームとしてね、むずかしいんですよ。
○ボタン連打なんかじゃとても先に進めないし、ザコとの一戦一戦もちゃんと考えないと軽く瞬殺されちゃう。
考えないと勝てません。
死んで死んで何度もゲームオーバーになって、そこで四苦八苦して敵の攻撃パターンを覚えてこっちも戦略を立てなければならない。
ゲーム好きにとってはね、すごく歯ごたえがあると思うよ。
とくにシミュレーションゲーム(リアルタイムストラテジー)が好きな人とか、けっこー違和感なくハマる戦闘バランスだとは思います。

しかし、その思考回路は、あんまりゲームやらない人にはどうなんだろうね?

俺のゲームクリア時点のデータでもね、出会って一撃食らったら全滅っていうザコ敵がフツーにいるんですよw
その辺をノッシノッシ歩いてるw
ラスボスより強いザコ敵とか、どうなんすかそれw

FF13とか、万人向けの大作でこんなに難易度上げなくてもいいと思うんだけどな~。
たぶん、海外での展開を前提にしたバランス調整だとは思うんですが、だとしてもやりすぎな気はしました。

システム

まぁ、それはそれとして。
今回のFF13で何がすごかったかって言うなら、前述の通り戦闘システムの完成度に尽きるんじゃないでしょーか?
瞬間的にオプティマ(作戦)を切り替え、キャラクターのロール(役割=過去作でいうならジョブ)を変更し、戦略を次々と変化させることのできる戦闘システムは、コマンド式戦闘の完成系だと思われます。

まぁ、俺もそんなにRPGはやらない方なんですけども。
それでも俺の知る限り、FF13以上にハイスピードに展開していくコマンド式戦闘は無いんじゃないかと思います。

こうさ、普通のコマンド式戦闘っていうのは1回コマンドを選択(たたかうとかアイテムとか)したら、次のコマンド入力まで待ち時間があるわけじゃない?

プレイヤーが動いたら、敵が動いて、またプレイヤーが動く、みたいなね?

厳密にはFF13もそういうタイムテーブルで戦闘は進行していくのですが、待ち時間を感じないのね。
次はこれ! 次はこっち! 次はこうする! ってな感じで、刻々と変化していく画面の情報を読み取りながら、的確にオプティマを変えていかないと、即ゲームオーバー。

オプティマチェンジになれるまでは、本当に大変です、いそがしくって。
戦闘の間にタバコを吸う余裕とかないからね。

一度に数回のコマンドを実行(自分で入力することもできるし、オートで入力もできる)するので、戦闘のテンポは他に類をみない。
この戦闘システムを作り上げたことには、素直に拍手喝采できちゃうね。
この完成度は感動的。

プレイ動画じゃ伝わらないことなので、一度は体験してもらいたいところではありますね。

ストーリー

でもってさ、オプティマが利用できるようになると、がぜん戦闘が楽しくなるんだけども。
そこに辿り着くまで、大体2時間から3時間はかかります。

ネット上のいたるところで語られるFF13の悪評、そのほとんど全てがストーリーの見せ方に対する不満から出ているものではないでしょうか。

FF13のストーリーについて言えば、とても素晴らしくもあり、非常に残念でもあるんだよね。

ストーリーのドラマ性を盛り上げるために必要な要素は、プレイヤーと対象(キャラクター)の距離にあると思います。
これは当たり前の話なんだけど、距離が近ければ近いほど、キャラクターの身に起こった出来事に対して、プレイヤーの真剣みも増すわけじゃないですか。
遠くの他人よりも、ごく身近な家族や友人の身に起こったことの方が真剣になるし、心配になるし、感情を揺り動かされるものです。

ストーリーのドラマ性を盛り上げるためには、いかにプレイヤーと対象(キャラクター)の距離を短くさせるかが重要。
限られた時間の中で、友人や恋人関係に近い感情を湧き起こすことができれば、もうそのストーリーは成功したも同然なんだよね。
例えどんなクソみたいな話でも、キャラクターとの距離感が近ければ、プレイヤーは簡単に泣いてしまうわけです。

こうして考えてみると、FF13のストーリーで素晴らしいのは、主人公たちでからみあっている部分。
とくに、サッズとヴァニラ、ホープとスノウ、このあたりのからみはすごく良かった。
サッズとヴァニラのところなんかは、不覚にもウルッと来てしまったw
もう一息で泣いちゃってたかもしれないねw

サッズの事情、ヴァニラの思い、この2つはプレイヤーにもちゃんと見せよう、伝えようとしているから、すごくいいドラマになった。
サッズとヴァニラの行く当てのない逃避行の結末には、胸にくるものがあったよ。
ヴァニラがすべてを告白するところ。
サッズが最後、引き金を引くところ。
あのシーンは本当に印象的だし、FF13で一番心に残るシーンだった。
この2人のドラマは結末を知るまで手を休めることができなかったし、とにかく先が知りたい、結末が見たい、この2人がどうなるのか不安でグイグイひっぱられました。

こんな感じで、主人公たちが身内でからみあっている部分はすごく良かったと思う。

反面、主人公と敵(世界)がからみあうシーンになると……うーん……。

今回のFF13で最大の失敗だと思うのは、敵(世界)の事情がプレイヤーにあんまり伝わってこないところだと思う。
主人公たち以外のほとんどのキャラクターが、ポッと出て来てサッと消えていっちゃう。
そういう印象しか残ってない。
そのくせ、主人公たちは敵(世界)の事情をよーくわかってるんだよね。

主人公たちの持つ情報量と、プレイヤーに与えられた情報量。
この差がひどい。

一応ね、オートクリップって機能があって、あらすじや世界設定、キャラクターの心情なんかを知ることはできるんだけど……

そこはストーリーで見せるべきじゃないのか? と俺は思う。
とくにね、ボスを裏切って自らの意思のために命をかける敵がいるんだけど。
オートクリップじゃ何も伝わってこないって。
あらすじ見せられて、うわーすげー泣けたーなんてマジありえねぇよ。

このあたりもうちょっと丁寧に掘り下げてくれたら俺はまちがいなく泣いてただろうに。
もったいない、本当にもったいないよ。

ってことで、総評。

今回のFF13は、本当にもったいないの連続。
最初のつかみに失敗してるから、ネット上にはたくさんの悪評を生み出してしまったし。

最初の数時間でFF13をやめてしまう気持ち。
わかるんだよね。
本当に退屈だもの。
説明、説明、また説明で、主人公たちの立場がどんどん悪い方向に向かっていってるのは分かるんだけど、なーんかね、緊迫感にかける。

5章~10章までの盛り上がりが素晴らしかっただけに、その前後はもうちょっと何とかならなかったのかと。
少なくとも、ストーリーのスタートダッシュをもっとちゃんと練り込んでおけば、今のように悪評があふれることにはならなかったはずです。
オプティマくらい、最初っから使えるようにしとけよ、ほんとに。

といった感じで、ストーリーに関しては文句もありますが、買って損したほどじゃありません。
面白かったと思います、俺は。
ちゃんと話はまとまっていたし、つまらないと投げ出すほどひどくもない。
ただまぁ、これだけの時間と人と金をかけた作品としては、期待はずれだったという人が多いのでしょう。
その気持ちは俺もわかります。

ただね、なんだろう?
俺が面白いっていう感想をもったことに対してね、つまらないと言わせてやるみたいな風潮はどうにかならないのかと。

「POOさんの感想は信じられないなw ネットに酷評しかないのにw」

とかまぁ、こんなことを言われたときは正直ムカッとしました。
俺は俺の感じたことをそのまま言っただけで、信じられないとか言われてもね。
それも、一度だけ聞いてくるならまだしも、俺は面白いと伝えているにもかかわらず、「FF13面白いの?w」と何度も聞いてくることには辟易しました。
そんなに俺の口から「つまらなかった」と言わせたいんですかねー?
俺が「つまらない」と答えたところで、どんな満足を感じるのかは知りませんが。

そんなわけで、FF13の面白さのキモは戦闘システムにあります。
枯れた技術の水平思考ってな感じで生み出された新世代の戦闘システムは、一見の価値はあると思います。
どーんと売れた作品の宿命で、もうすぐ中古であふれるでしょうし、お安くプレイしてみてはいかがでしょうか?

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